子どもとのキャンプで持っておきたいアイテム
INDEX
子どもにキャンプを楽しんでもらうためには
キャンプはアウトドア遊びのひとつですから、普段の生活とは異なる点がいくつもあって、そこに気を配ることが安全に楽しくすごすポイントといえます。
たとえば、家では子どもの届かない場所に置いているものも、キャンプとなると不安定なテーブルや低い台に置きがちです。刃物などはいつも以上に気を使って保管しましょう。
そのうえである程度子どもにもキャンプでの作業をお手伝いしてもらい、新しい体験をさせてあげることが重要です。設営時のペグダウンや、調理時に野菜を洗うなど、年齢にあわせて簡単なお手伝いをお願いしてみましょう。
いっしょに仕事を終わらせたあとに遊べば、親子の絆も深まること間違いありません。
子どもといっしょに遊べるアウトドアのおもちゃ
混んでいるときには隣のサイトなどに気をつけなくてはいけませんが、そうでないときには自宅や公園ではなかなかできないアウトドア遊びをするのもいいでしょう。
川や海が近くにあって濡れるのが当たり前のような場所や、そのような場所がなくても夏の晴れの日なら水鉄砲も悪くありません。拳銃タイプの水鉄砲はBBQで炎が上がってしまったときや火力調整などにも役に立ちます。
アウトドアで自然観察をするためのルーペや虫眼鏡を使って、普段見慣れない葉っぱや木の表面を見たりするだけでも十分楽しいものです。夜の昆虫採集や昆虫観察、動物観察では赤い光のヘッドランプが役に立ちます。
雨の日にテントの中やタープの下で遊べるもの
雨のキャンプ。大人だけのキャンプなら本を読んだり昼寝をしたりと各自それぞれ気ままな時間をすごすかもしれませんが、子どもがいっしょのキャンプだとそうもいかず時間を持て余してしまうことにもなりがちです。
そんなときのためにテントの中やタープの下でみんなで遊べるものを用意しておくといいでしょう。
とくにおすすめなのが、トランプやジェンガなど、みんながルールを知っているシンプルな遊びです。トランプはひとつあればさまざまなゲームが楽しめるので、友人同士で行くキャンプのときにも重宝し、夜も安全に遊べます。
ワゴン
キャリーカートとも呼ばれるワゴン。ラジオフライヤーというメーカーのものがとくに有名で、ワゴンの代名詞のようになっていますが、本来は荷物を運搬するための道具というよりも、子どもを乗せて引くための遊び道具です。
アメリカでは子どもに三輪車を買ってあげる感覚で子どもができたらワゴンをプレゼントする風習があるとか。
キャンプでは子どもが荷運びをいっしょに手伝うという目的で使われることが多いようです。リヤカーのように大量の荷物を運べるわけではありませんが「いっしょにお手伝い」という感覚が子どもとしては楽しいようです。
蓄光ライト
太陽光をため込むことで暗くなってから光を放つライト。
張り綱などの足元部分をはじめとした数カ所につけておけば「ここに張り綱がありますよ」と教えてくれ、つまずき防止になります。
小型のものをテントのファスナーにつけておけば、夜中にトイレに行くときなどもファスナーの位置を教えてくれます。
蓄光や反射材入りの張り綱
張り綱には蓄光タイプのものも売られています。
昼間の太陽光をため込んで、明け方までとはいわないものの、それなりの効果はあります。また、蓄光で光るだけでなく、反射素材も織り込んでありますから、ヘッドランプや懐中電灯の光で張り綱があることがわかりやすいです。
夜中など蓄光の効果が衰えてしまってからでも反射材の効果は落ちないので、それだけでもありがたいですね。
とくに長い張り綱を使用するタープなどは、付属しているものと取り替えておくとよいでしょう。
幼児にも使える自然素材の虫除け
キャンプで気をつけなくてはいけないのが虫対策です。蚊なら刺されてもかゆい程度で済みますが、自然のなかには重大な健康被害をもたらす危険な虫もいます。
虫除けにもさまざまあります。よく効くのはディート配合のものですが、子どもには自然素材の虫除けがおすすめです。
ハガキと絵の道具
風景もそうですが、焚き火やお気に入りのキャンプ道具など、アウトドアには絵の題材となるものがたくさんあります。
絵の上手・下手などはまったく関係ありません。せっかく普段と違った生活をするためにキャンプに出かけているのだから、普段と違うことをして楽しみましょう。
野外用のコンパクトな水彩絵具セットもあるし、水と筆でのばせる色鉛筆もあります。
家族みんなで絵を描いて、キャンプ場近くの郵便ポストから投函すれば、2・3日後には自宅に届きます。キャンプの思い出としては最高なのではないでしょうか。
コンパクトな三脚
せっかくみんなでキャンプに行ったら記念写真を撮りたくなるもの。
そのときに小型でいいから三脚があれば便利です。スマホやカメラを自在な向きに固定することができます。
近年はミラーレスカメラが人気ですが、スマホ兼用の小型三脚も発売されていますので、ひとつ備えておくといいでしょう。
子どもの成長は早いもので、あっという間に大きくなってしまいます。キャンプも思い出のひとつになりますので、ぜひ家族全員でおさまったカットを残しておきましょう。
ファーストエイドキット
忘れてはいけないのがファーストエイドキット。
外遊びでは擦り傷、切り傷以外に虫刺されなどの対処もしなくてはならず、家のファーストエイドキットとはまた違った内容のものの準備をしておくことが必要です。
虫除けのほか、刺されてしまってからの対処のための軟膏、救急絆創膏もヒザ用などの大型のものも用意しておくようにしましょう。