車中泊の魅力とは?車中泊できる場所や基本マナーもチェック
車中泊には魅力がいっぱい!
車中泊の魅力は、自由に旅が楽しめること。ホテルの場所やチェックイン・アウトの時間に制約されず、マイペースに旅ができるため、気分や天気にあわせて旅をアレンジすることができます。さらに、宿泊費を節約できるメリットも。浮いた宿泊費でご当地グルメを堪能したり、旅に出かける頻度を高めたりすれば、旅や暮らしがより充実するはずです。
車中泊はどこでやるの?
車中泊にチャレンジするうえで、まず気になるのが場所。車中泊が公認されている場所もあれば、禁止されている場所もあります。マナーを守って車中泊ができるよう、事前にチェックしておきましょう。
車中泊ができる場所
- RVパーク
RVパークとは、日本RV協会が認定した車中泊専用施設。24時間利用可能なトイレや入浴施設が近隣にあること、100V電源が使えることなどの認定条件を満たしているため、初心者でも使いやすいのが魅力です。道の駅や温泉旅館の駐車場などに設置されています。キャンプ場ではないので、焚き火やBBQなど、車外での調理は禁止されています。
- オートキャンプ場
クルマの乗り入れができるキャンプ場なら、自然の中に身を置いて、焚き火やBBQを楽しめます。遊具を備えたキャンプ場も多く、子どもが飽きずに滞在できるのも◎。トイレや洗面所、炊事場などの設備が整っており、初心者におすすめです。ただし、車中泊を禁止しているオートキャンプ場もあるため、利用前にルールを確認しておきましょう。
基本的なルール・マナー
車中泊をするにあたっての基本的なルールやマナーは、「ほかの人に迷惑をかけない」ことです。自由気ままに楽しめる車中泊だからこそ、一人ひとりの配慮が重要。トラブルに巻き込まれないためにも、車中泊をする場所のルールを事前に確認しておきましょう。
駐車場でキャンプ行為をしない
駐車場やRVパークでのキャンプ行為はNG。騒音やにおい、火災の原因になるため、イスやテーブルを広げたり、BBQをするのはやめましょう。
騒音に注意&アイドリングは禁止
時間帯にかかわらず、音への配慮は充分にしましょう。オーディオから流れる音楽や話し声、ドアを閉める音、犬の鳴き声など、あらゆる音がトラブルの原因になりかねません。また、排気ガスや騒音の原因となるアイドリングも原則禁止。必要なとき以外は、エンジンを切ってすごしましょう。
ゴミは持ち帰るのが基本
ゴミは自宅に持ち帰りましょう。ゴミ袋のほか、チャック付きポリ袋を使えば、ゴミのにおいが漏れにくくおすすめです。ゴミを減らす工夫も大事。たとえば、調理にカットずみ野菜を使えば、皮やヘタなどの生ゴミを減らすことができます。
日中にアウトドアアクティビティや地元観光を楽しんだあと、車中泊をするときは車内で買ってきたものを食べたり、地元のレストランで夕食を楽しんだりしましょう。夜は静かに星空を見たり本を読んだりして、早めに就寝。睡眠をしっかりとり、次の日に思いっきり遊びましょう。
テキスト◎岡田瑛穂
イラスト◎小野正統