キャンプでのおつまみは、みんなと会話をしたり、呑みながらでも手軽に作れるレシピがうれしいですよね。ここでは軽く食べられる魚系&肉系レシピと、少しお腹にたまるブリトーのレシピをご紹介。魚系&肉系の残りは、次の日にパスタにするのもおすすめ。それぞれのレシピに合うお酒も提案していますので、ぜひご参考に! ※本レシピでは、長さ135㎝(持ち手含まず)の少し小さいスキレットを使用しています。

砂肝とマッシュルームのコンフィ

砂肝とマッシュルームのコンフィ

低脂肪高タンパク質の砂肝を使ったコンフィ。キャンプに持っていくと重宝する麺つゆとコーヒーを砂肝の下味に使用することで深い味わいになります。レモンとローズマリーが香るこのひと品を、ウイスキーと合わせてみては?

材料

鶏砂肝…100g
マッシュルーム…茶・白を各3個
タマネギ…1/4 個
麺つゆ(3倍希釈)…50ml
ブラックコーヒー…50ml
バルサミコ酢…大さじ1
レモン…1/4個
ニンニク(鍋に塗る用)
牛乳…50ml
オリーブ油…大さじ3
塩コショウ…お好みで
ローズマリー…お好みで

作り方

①砂肝を好みのひと口大に切って牛乳でもみ洗いする(浸水15分程度)。

②砂肝を水洗いしてペーパーで水気を拭き取る。麺つゆ、コーヒー、バルサミコ酢でもんで、冷蔵庫でひと晩漬ける。

砂肝を麺つゆ、コーヒー、バルサミコ酢で漬けているようす

③スキレットの底に輪切りしたニンニクの断面をすりつけて香りを移す。

輪切りしたニンニクの断面をスキレットにすりつけているようす

④オリーブ油をスキレットに引いて、漬け汁から取り出した砂肝、タマネギ、マッシュルーム、ローズマリーを投入する。

スキレットに砂肝を投入したようす

⑤弱火で5分経ったら火を止め、レモン汁を絞ってさらに余熱で2分放置して完成。

レモン汁を絞り、放置しているようす

POINT:塩コショウをしてからオリーブ油を足す

オイルを食材にかけたあとに塩を振っても食材に塩が届かず、味がつきにくいです。オリーブ油を食材の上から足すときは、先に塩コショウを振ります。おつまみのときは少し多めの塩コショウが◎

食材に塩コショウを振るようす

アジとナスのライムマリネ

アジとナスのライムマリネ

ナンプラーとライム、パクチーを使ったアジアンなおつまみ。サッパリとした味つけなので、黒ビールなどしっかりしたお酒とともにどうぞ。

材料

アジ…1/2枚
塩コショウ…お好みで
小麦粉…お好みで
ニンニク…1/2片(みじん切り)
オリーブ油…大さじ1
ナス…1/2個
ライム…1/3個
ナンプラー…大さじ1
パクチー…1束

作り方

①アジとナスに塩コショウと小麦粉を両面まぶし、ひと口大にカット。

アジとナスを切っているようす

②①のナスとアジをニンニクとオリーブ油で炒める(弱火)。

③香ばしいにおいが立ち上がったらライムを絞り、ナンプラーを加える。

ライムを絞っているようす
ライムを絞り、ナンプラーを加えたようす

④フタをして3 分ほど蒸し焼きにしてパクチーを盛りつける。

⑤唐辛子系のスパイスがあれば、振りかけるとグッド!

POINT:小麦粉をまぶして具材の旨みを閉じ込める

小麦粉をまぶすと、アジは水分を保ちパサつかず、ナスは余分な油を吸わないのでベチャッとせずに仕上がります。このひと手間が食感や味を数段よくします。

ナスに小麦粉をまぶしているようす

特製スラッピー・ジョー〜チーズをのせたブリトーで〜

特製スラッピー・ジョー

スラッピー・ジョーは挽肉とタマネギをケチャップで炒めたものを、バンズに挟んだアメリカのソウルフード。バーベキューで余った肉でひき肉を作り、タマネギとケチャップがあれば作れます。

材料

牛肉(モモ)…70g
タマネギ…1/4個
バター…5g
ひよこ豆…20g
ケチャップ…大さじ2杯
赤ワイン…大さじ2杯
スモークパプリカパウダー(あれば)…ふたつまみ
ローリエ…1枚
イタリアンパセリ…お好みで
ブリトー(市販)…2~3枚
ミックスチーズ…お好みで

作り方

①牛モモ肉を包丁で叩いて細かいひき肉に仕上げ、タマネギはみじん切りにする。

タマネギをみじん切りにしているようす

②スキレットを弱火にかけ、バターと牛モモ肉を投入する。

③まだ少し赤みが残るころに、みじん切りにしたタマネギを加える。

タマネギを加え、混ぜているようす

④全体がしんなりとなじんだら赤ワインを回し入れて混ぜる。

⑤すぐにケチャップとローリエ、ひよこ豆(あればパプリカパウダー)を加える。

ケチャップを加えているようす

⑥じっくりと弱火で5分ほど小ベラなどで炒め合わせ、少し水気が飛んだら火を止める。

⑦細かく刻んだイタリアンパセリを盛って完成。

⑧チーズをのせたブリトーで巻いて食べるとさらにグッド!ブリトーは別のフライパンを使って両面弱火で蒸し焼きにします。

ブリトーを焼いているようす

POINT:かたまり肉からひき肉を作る

ひき肉を使わずに、かたまり肉を包丁で細かく切って作ると、味がよくなります。キャンプやバーベキューなどで余った上質な肉を使用すると、とてもおいしいスラッピー・ジョーができあがります。

かたまり肉をひき肉にしているようす

教えてくれたのは

katarite

フードユニット katarite
平床政治さんとasacoさんの夫婦によるフードユニット。ラジオ、テレビ、雑誌出演のほか、企業広告のフードスタイリング、レシピ考案などでも活躍中。平床さんはナレーター、音楽制作など、asaco さんはモデル、子育てにまつわるコラム執筆、NPO 法人neomura 広報にも携わる。
https://www.instagram.com/katarite


写真◎野口祐一

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