雪中キャンプを成功させるための服装とは?レイヤリング&冷え対策がコツ!
服装選びのキーワードは「レイヤリング」
アウター:クリフメイヤー/クリフメイヤー×イスカ エアードライトダウンジャケット(48,400円)。ミドルレイヤー:かわり芽/季節のかわり芽長袖ウールシャツ(11,000円)。ベースレイヤー:かわり芽/ふんわりカーディガン(13,200円)
レイヤリングは重ね着を指し、キャンプや登山、スキーなどでおなじみの言葉です。
気温が氷点下になることがほとんどの雪中キャンプでは、機能性の異なるウェアを重ねることで、効果的に冷気をシャットアウトし、温かい空気を服の中にためることができます。
また、脱ぎ着しやすいウェアを重ね着しておけば、環境に合わせて温度調整できるメリットも。朝晩は冷え込む一方で、設営をしたりキッズと遊んだりすると、暑いと感じることもあります。あらゆる温度に対応できるコーディネートを意識しましょう。
レイヤリングは、以下の3層に分けて考えるのが基本です。
ベースレイヤー
ベースレイヤーとは直接肌にふれるインナーのこと。雪中キャンプでは、汗をかいたままにしておくと汗冷えや低体温症につながります。そのため、ベースレイヤーには汗や湿気を吸うものを選ぶのが大切。肌をドライに保ち、体温も維持されます。
雪中キャンプではメリノウール素材を選ぶのがおすすめ。肌触りがよく、吸水・吸湿性や保温性にも優れています。防臭作用があるのもうれしいポイント!
ミドルレイヤー
中間着を指すミドルレイヤーは、ベースレイヤーが吸った汗を逃がしつつ、空気の層を作って暖かさを保つ役割があります。保温性が高く、しなやかで動きやすいシャツやフリース、インナーダウンを着用するとよいでしょう。
ミドルレイヤーは一枚ではなく、厚みの異なるアイテムを何枚か重ね着しておくのがおすすめ。環境の変化に対応しやすく、ちょうどよい温度を保てます。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは、もっとも外側に着るウェアのことで、ミドルレイヤーにたまった温かい空気を逃がさず、外からの冷気や雪もシャットアウトします。ゴアテックス素材を使用したダウンジャケットなど、防水性や防風性を備えたものを選びましょう。
また、難燃性のある素材を使ったアウターもおすすめ。焚き火の火の粉が飛んでも穴が空いたり燃え広がったりしにくく、安心してキャンプを楽しめます。
冷えは小物やウィンターシューズで解決!
体が冷えると、せっかくの雪中キャンプも思い切り楽しめません。また、冷えを通り越すと凍傷や低体温症のリスクも。保温性の高い小物をうまく使って、体を冷やさない工夫をしましょう。
グリップスワニー/ポーラテックフリースネックウォーマー(3,080円)(スワニー販売)、そのほかスタイリスト私物
手袋は、温かい空気をたっぷりと蓄えられるウールやミトンタイプがおすすめです。太い血管が通っている首元はネックウォーマーで温めて、血行をよくしましょう。ウィンターシューズもマストアイテム。雪が入り込むのを防ぎ、内側のボアやフリースによって足元を保温できます。
※掲載内容は、2024年3月現在の情報をもとに作成しています。ご購入の前に最新の情報をご確認ください。
テキスト◎岡田瑛穂
スタイリング◎東美穂
写真◎sono